Morning+のダウンロード率 − リーンスタートアップを始めてみました

Morning+(モーニングプラス)というiPhone/Androidの目覚ましアプリでリーンスタートアップを始めました。2週間の検証実験が終わりそうですので、ダウンロード率を計測してみました。

ダウンロード率は、ブログ記事、ソーシャルメディア、広告などの外部サイトから公式サイトに流入したユーザーが、どれだけ実際にダウンロードしてくれるかです。この数値が悪いと、せっかく集客してもユーザー獲得にはつながりません。

スタートアップの評価指標は以下のようなものがあると思いますが、ダウンロード率以外は別のエントリーでまとめます。

  1. 公式サイトへの流入率(大手メディアの記事、FacebookTwitterから)
  2. ダウンロード率(公式サイトのダウンロードバナーのクリック率)
  3. 1度使う率
  4. 定着率
  5. 紹介率(口コミ率)

ダウンロード率の計算方法

Morning+では、以下の計算方法でダウンロード率を出します。

公式サイトのダウンロードバナーをクリックした人の数 / 公式サイトを訪れた人の数

のはずだったのですが、アクセス解析Google Analitics)の設定がうまくいかず、「App Store, Google Playでのダウンロード数 / 公式サイトを訪れた人の数」で計算しています。

ただ、このアプリに限っては、後者の計算方法でも結果はあまり変わりません。現状のDL件数ではApp Store, Google Playで目立つことはないので、マーケットで直接ダウンロードされることはほぼないと考えられます。また、アプリを紹介してくださったブログのなかにはマーケットへの直接リンクが含まれているのでダウンロード数の方が多くなる可能性はありますが、このアプリでは公式サイトでのブログがコンテンツの一部になっていますので、アプリを1度でも使ったユーザーは、ほぼ100%公式サイトを開いているといえます。

結果

初日:40.0%
(iPhoneDL数105 + Android DL数48) / 公式サイトUU数382 = 40.0%

13日間:26.2%
(iPhoneDL数319+ Android DL数100) / 公式サイトUU数1600 = 26.2%

なお、13日間に比べて初日にAndroidのDL数が多かったのは、Androidアプリの方が9時間ほど先にリリースされたことも影響していると思います。

ご参考までに、iTunes Connectのダウンロード数のグラフをアップしておきます。

考察

ダウンロード率を上げるには、公式ページのデザインを改善する方法あるかもしれません。

公式ページのデザインが悪くないと仮定した場合、ダウンロード率はコンセプトのよさに左右されるのではないかと思っています。アプリがダウンロードされるのは、公式サイトを見ておもしろいと思ってくれた場合だけからです。

前作の目覚ましアプリMorningBombのときは、3日間でダウンロード数が474、公式サイトのUU数が1085でしたので、割合は43.4%です。ただ、DL数に大きく寄与したGIGAZINEの記事では、記事だけで公式サイト以上のことが伝わるクオリティーがあったこと、マーケットへの直接リンクがが含まれていたことから、単純に今回と比較することはできません。